管理栄養士が監修した記事です。
この記事では赤しそジュースの作り方とその栄養について解説します。
しそジュースの材料は?
レモン?お酢?リンゴ酢?氷砂糖?
赤しそ・砂糖・酢の3品のみ!
この記事でわかること
- しそジュースの作り方
- 栄養・効能
- 保存方法
- 保存期間
- 砂糖の比較
赤しそは6月~8月が旬ですが、
2024年は5月末についにスーパーに登場した。
待っていましたー!!!!!
この時期を逃すと、
梅雨の時期から梅雨明けには赤しそはスーパーから消える(涙)。
夏の終わりや秋口(あきぐち)に
飲みたくなっても買えない・・。
だから
今の時期にせっせと作り貯めをするのがおすすめです。
赤しそジュースを飲んで2024年の夏を乗り切りましょう♪
赤しそジュースの作り方をご紹介します
所要時間 40分
カロリー 1067kcal/500ml
材料
※注意 赤しそは痛みやすい食材です。購入したらなるべく早めに遅くても2~3日以内に作りましょう!
下ごしらえ
①赤しその葉と茎を分け、葉の部分を水洗い
※砂や小さい虫がついているのでたっぷり水をためて何度も洗い流します。
②十分に洗えたら、ぎゅと絞って水分をきる
作り方
①沸騰したお湯に3回ほどに分けて入れます。
※一度に入れるとキレイに色がでにくいので必ず数回に分けましょう。
②すぐに赤いしそが緑色に変わり、汁が赤くなります。
③1回分のしその目安量はひとつかみです。
④沸騰したお湯の中に赤しそを入れて約1分間茹でます。
⑤赤しそをザルに取り出し、冷めたら手で軽く絞ります。絞り汁は鍋に戻し入れます。
キツく絞りすぎると渋み・苦味がでてしまうので注意して
⑥キッチンペーパーをしいたザルでこします。
こんな感じです。
※虫や砂がついている恐れがあるので必ずこしましょう。
⑦鍋をキレイに洗ったあと、氷砂糖と赤しそ汁を入れます。
※ここで鍋を洗わないで次に進むと、葉っぱやゴミがついている可能性があり、仕上がりに影響します。
氷砂糖から入れるのがポイント!
汁がはねないよ~。
⑧中火から強火で、汁の量が半分になるまで煮詰めます(約20分)。
⑨汁にとろみがついたら、お酢を加えてさらに5分加熱します。
⑩お酢を入れると、色が鮮やかな色に変わります。
⑪完成です。
粗熱を取り、容器に移し保存します。
このレシピで約500mlのジュースができます。
アントシアニン
ザルに取った葉っぱは捨てないでね。
葉っぱの水分をとり、フライパンまたはレンジで煎り乾燥させます。
その後、ミキサーで細かくして、塩を加えるとふりかけになるよ。
3つのポイント
①葉は丁寧に洗いましょう。
②葉を加熱した後ザルでこして虫や砂を取り除きましょう。
③煮詰める時間の目安は、下記の2点を確認しましょう。
・量が半量に減っていること。
・トロミがついていること。
保存期間・カビ発生に注意する方法
保管期間はこちらをご覧ください。
【常温(冷暗所):1ヶ月~6ヶ月】
・腐敗はしないが発酵は進みます。
・ペットボトル容器の場合は破裂することがあります。必ずフタはゆるめて保管してください。
【冷蔵庫:6ヶ月~1年】
・冷蔵庫でも発酵は進みます。早めに飲みきりましょう。
・定期的にフタを空けて空気を抜きましょう!
・ガラス瓶などフタがついた容器がおすすめです。
【冷凍庫:1年】
・1度に飲みきれない場合は、冷凍保存がおすすめです。
・膨張するのでペットボトルの8分目を目安に入れてください。
※ガラス瓶で保存をしたことがないため、ペットボトルを推奨しています。
【保存の条件】
・フタ付きのガラス瓶の場合、冷蔵保管で1年間保存可能。
・必ず容器は熱湯消毒し乾燥させてください。
・必ず砂糖は分量どおり入れてください。
※保存瓶が濡れていたらカビの発生につながります。
熱湯消毒をした後、しっかり乾かすのがポイント!
※原液を3~4倍に薄めるのがおすすめの飲み方だよ。
しそジュースの栄養と気になるカロリーは?
カロリー
500ml(原液) 1067kcal
参考資料:日本食品標準成分表 2015
カロリー食べ物比較
紫蘇ジュース(約1杯分:原液50ml) 106kcal
コカコーラ200ml 92kcal
オレンジジュース 82kcal
アクエリアス200ml 28kcal
106kcal運動の目安
ウォーキング 40分
ジョギング 20分
自転車 15分
なわとび 10分
掃除 30分
※栄養効果も高いですが、砂糖もたっぷり&高カロリーです。
【1日1杯を目安に飲みましょう】
「赤しそ」と「酢」の栄養・効果について
赤しそとお酢のそれぞれの栄養価と栄養効果についてご紹介します。夏バテ防止にピッタリな栄養がたっぷり!ぜひ、ご覧ください。
赤しその栄養
下記の栄養成分が豊富に含まれています。
・ビタミンB1
・ビタミンB2
・ビタミンC
・ビタミンE
・鉄
・カルシウム
・ポリフェノールの一種であるアントシアニン
酢の栄養
酢酸は、唾液や胃液の分泌を促すので食欲を増進させる作用があります。
夏バテで食欲が落ちているときにおすすめです。
クエン酸は、ビタミンCの吸収をよくするのでシミ・シワの予防になります。
アデノシンは血管を拡張させる作用があります。
血流がよくなり、血圧を下げる作用もあるので血圧が高めの方にもおすすめです。
「酢」は取り過ぎに注意!
また、直接「酢」だけを飲むと胃を痛める恐れがあります。
【1日にスプーン1杯】を目安にとりましょう。
夏バテ防止
・疲労回復
・食欲増進
胃もたれ防止・腸活
・胃液の分泌をUp
・消化吸収を助ける
・胃腸の蠕動(ぜんどう)運動をサポート
・便秘の改善
疲れ目防止
・ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富
・疲れ目や視力の向上
美肌
・シミ、シワ予防
美肌になれるドリンクなんですね!
【砂糖比較】砂糖の一覧表はこちら
赤しそジュースに使用する砂糖を比較しました。
下記の一覧表をご覧ください。
砂糖の特徴
上白糖:
日本人が好むソフトな甘み。
グラニュー糖:
クセの少ない甘み。すっきり味。
きび糖やてんさい糖:
・ミネラルやオリゴ糖が含まれており、コクがある。
・茶色がかった色がつくので、鮮やかな赤色にならない。
お酢の特徴と比較
リンゴ酢:
・酸っぱさが和らぐ。
・風味が良い。
クエン酸:
・色鮮やかな仕上がり。
・水1リットルに対して12gが目安。
商品のご紹介
まとめ
本記事のおさらい
①作り方
・葉はしっかりと洗う
・砂糖の量を減らさないで!(カビ発生の原因になる)
・砂糖を入れたら水分が半量になるまで煮詰める
②紫蘇ジュースの栄養・効能
夏バテ防止、胃もたれ防止、疲れ目防止、美肌など。
③保存期間
半年~1年間
※もし、カビが生えたら廃棄しましょう!
※カビの原因は、砂糖の分量や保存容器に水分がついていた場合に発生します。
④砂糖の量に注意
砂糖が少ないとカビ発生リクスが高まります。必ず分量どおりに作りましょう!
クエン酸で作る場合:
水1リットルに対し、砂糖は250g以上
りんご酢で作る場合:
水1リットルに対し、砂糖は160g以上
⑤希釈率
3~4倍希釈。薄めて飲むタイプの赤しそレシピです。
【3倍】紫蘇50ml:炭酸水150ml
【4倍】紫蘇40ml:炭酸水160ml
赤しそは6月~8月が旬です。
この記事では、爽やかなスッキリとした赤しそジュースをご紹介しました。
暑い夏だからこそ栄養価が高い赤しそジュースを飲んで上手に健康管理していきましょう♪
赤しそジュースを飲んで暑い夏を元気はつらつと過ごしましょう!
レッツ夏バテ防止!
保存容器に気をつけてレシピ通りにつくると、1年前に作った赤しそジュースでも美味しく飲めるよ。
今年初の赤じそジュースつくったけど、絞り過ぎて苦味がでてしまった・・・汗。次回こそ美味しいしそ赤ジュースを作るぞ!